地味で派手
皆さんこんにちは。ラムベントお手伝いのワタベです。
今日はとても久々に稽古に参加してきたのですが…びっくり。なんと大道具を、仮ではありますが、結構本格的に配置していたのです。いつもはパイプ椅子や座布団なんかを「ここにこれがあるから」程度に置いているのですが、今日は壁があったり、机の高さが割と本番っぽく調整されていたり…。稽古場に入ってすぐ、そのちょっとした仰々しさに驚いてしまいました。しかも今日はほぼフルキャスト。舞台上に5人もいるシーンをやったりして、なかなか圧巻でした。
本物ではないにしろ、それっぽい大道具の配置と、本役の役者が5人も舞台に立っているその様は、なんだかいよいよ本番っぽくなってきているな…!と、わくわくさせられました。
そういえば以前、私は井上文華に「演劇の魅力って何?」と訊いた事があります。その時彼女は
「練習は物凄く地味で地道だけど、本番は衣装があったり大道具があったり照明があったり舞台を大きく使えたりして、これまでやってきた地味な練習が一気に派手やかになるところかな」
と答えてくれた事があります。
あの時はなんだかイマイチピンと来てなかったのですが、こういう事だったのですね。大道具がちょっとそれっぽくなるだけで、なかなかの迫力があります。私はいつもじーっと見ているだけですが、練習している役者達も、大道具がそれっぽくなれば、またやる気も一入…だったりするのでしょうか。
大道具の配置はネタバレになるのでお伝えできませんが、写真はそんなちょっと大道具が本格的になった稽古場でのワンシーン。本役が5人もステージへ…!迫力ももちろんありますが、本役が5人も揃うというのは、見ていてやはり嬉しいものがありますね。