Lambent インタビュー 丸橋一平②
ラムベントインタビュー、丸橋一平の第2回です。
自身が代表を務める劇団豆鉄砲の話、小道具作りの話、コーヒーの話など丸橋一平のコアな部分を探りました。
演者が面白いことをやる
―丸橋さんは劇団豆鉄砲の主催もされていますがどういった経緯で作られたんですか?
要は僕が演出したかったっていうそれぐらいのことなんですけど(笑)やっぱり自分が面白いと思うことをやろうと思ったらギザ十だとどうしても寺田さんの影というイメージがあって。かと言ってよその劇団に演出やらせてくださいっていうのもおかしいですよね。僕と豆鉄砲の渡辺明日香さんと二人で演者が面白いと思うことってなんなんだろうってなって。二人が面白いと思うことをやってみようよということで立ち上げました。今は完全に休眠中なんですけど(笑)
先々にやりたい作品が一本あって温めてはいるんですが、今のところ今後の活動は未定です。
99%のひらめきと1%の手抜き
―丸橋さんは小道具作りでいろんな団体さんでもお声がかかってご本人にもこだわりがあると思うのですが、どういったところに一番重きをおかれていますか?
僕自身手先が不器用なんで、いかに手を抜くかという。99%のひらめきと1%の手抜きで僕は小道具を作ったと公言しています。できる技術というのが拙いので持ってる技術の中で演出の要望に応えるためにはどうしたらいいかっていう。要望されたものを要望通りに作る技術がないので逆にこういったものはどうでしょうと自分のできる範囲の技術に落として尚かつ演出さんの意向に沿うものを提案できるようにやっています。
―どう言うところが評価を受けていると感じられますか?
正直わかんないです(笑)根っから不器用だし。適当にやってるだけっていう感覚でしかないんですが。間に合わせなきゃいけないものは間に合わせるんですけど。なんで評価を受けているのかはちょっと(苦笑)
饅頭のおともにタンザニア!?
―話はガラッと変わりますが、丸橋さんは珈琲にもお詳しくて、ご自宅にお伺いした際には美味しいコーヒーをいつもいれてくださいますが、丸橋さんはどういったところに拘りをもっていらっしゃいますか?
特にないです(笑)高校の時の同級生が珈琲豆屋さんを始められて、それまでそんなにコーヒーに拘ってなかったんですが、そこで飲ましてもらったコーヒーが物凄く美味しくて。それ以来そこの豆を買って、自宅で挽いて飲んでるんですけど。
―そこで飲んだコーヒーのインパクトが強かった?
初めてコーヒーをブラックで飲めたっていう。
―どういうところがそれまで飲んでいたコーヒーと違ったのですか?
あのときは分からなかったですけど、どうも僕は苦いコーヒーが苦手みたいです。ちょっと酸味の強いキリマンジャロとかモカとかそっち系の苦味のあまり立たないコーヒーというのを好んでて。それがすごく印象深くて。
―では今まで飲んだ中で一番好きなのはなんですか?
ずっと飲んでるのはタンザニア。苦味がそんなに強くなくてものすごく上品で香りもいいし。何よりタンザニアは餡子にあう(笑)僕が勝手に思ってるんですけど、饅頭なんかと一緒に飲むにはタンザニアだなって思うんです(笑)