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照明

皆さんこんにちは。ラムベントお手伝いのワタベです。

早めに本場所で稽古出来る利点として、前回は音響を挙げましたが、こちらも忘れてはいけません。照明!

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稽古場に行くと、寺田と井上素行が何やら照明をいじっていました。どうやら色付きの照明を作るのに、ヘッド(?)にセロファン(?)を付けていたようです。遅れてやって来た深海がライトを上から吊るして、蛍光灯を消してそのセロファン付きライトだけを点けてみると、あら不思議。セロファン色の光が出来ているではありませんか。

いえいえ、別に不思議という事はありませんね。構造上当たり前の事です。…が、やっぱりちょっとだけ不思議です。というのも、私、このやり方で、昔失敗をした事があるのです。

中学生の頃の事です。当時超弱小演劇部に所属していた私は、「色付きの照明が欲しい!」と思い至り、スポットライトの照明に赤い下敷きを透かしてみたのです。我々は当然赤い光がステージに落ちるのだろうと考えていたのですが、あら不思議。これが全く落ちないのです。全く赤くないのです。スポットライト自体にリボルバーのように付いている、クルクル回る式のセロファンも試してみたのですが、なんかイマイチパッとなかったような記憶があります。仕方がないので、その時は結局、色付き照明は断念してしまいました。

そういった記憶があるので、色付きの照明が点くというのはなんだかちょっと不思議で、また感動ものでありました。照明の色一つで、こんなに舞台の印象って変わるんですね。

大学時代、照明がとても大好きな友人がおりました。その友人は「照明って、舞台を全部変える事が出来るんだよ。照明は舞台をつくるもの。どんな風にでも舞台をつくる事が出来て、そしてそれが出来るのは照明だけなんだよ。すっごく楽しい」と、とても嬉しそうに私に話してくれました。なんだかあの言葉が、今になって良く理解出来ます。

と言っても、今日作ったのは、転換時の照明だったのですが(笑)

いやしかし、転換時にも照明が点くというのはとても幸せですね。実は私ここでも一つ失敗談がありまして…。

長くなりますので、これはまた次回にでもお話しましょう。

さてさて、音響やら照明やらをいじりつつ、明日はなんと2回通し稽古をする予定だそうです。ハードですね…!しかし本番まであと2週間ちょっと。井上文華は「この3連休が勝負」と言っていました。「夏休みを制する者は受験を制す」的なアレですね。気合入れて頑張って行きたいと思います!

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