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『市ヶ尾の坂』ちょこっと裏話その③【止まったゲネプロ】

皆さんこんにちは。ラムベントお手伝いのワタベです。

『市ヶ尾の坂』裏話第3弾はこちら!【止まったゲネプロ】!

タイトルからしてもう嫌な予感しかしませんね…ゲネが止まるだなんて…。

さて、一体『市ヶ尾の坂』のゲネプロに何が起きたのか。こちらが問題のシーンです。

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第4幕、皆で葡萄を食べるシーンです。テーブルにはガラスの器に入った葡萄と、その葡萄の皮を入れる容器。それから、飲み物の入ったコップなどが置かれていました。この後3男学が、カオルの入れて来たミルクに「ぬるい」と言った事から一悶着起き、テーブルの物全てが床に落ちるのです。が、事件はそこで起きました。

テーブルの物は腕で全て押し流すような形になって床へと落下するのですが、なんとその時、葡萄の入っていたガラスの容器と、葡萄の皮を入れるガラスの容器がぶつかり、割れてしまったのです。

実は私、この時のゲネプロには参加出来ていなくて、その時の事が細かには分かりません。ですが後から聞いた話によると、「あれは止めざるを得なかった」とテラダが言ったのだそうです。

そう、勿論このシーン、別に器が割れる演出など入れていませんでした。全くの事故で容器が割れたのです。なんというか、役者も演出もスタッフも、さぞ驚いた事でしょうね。

という訳で、「止めざるを得ない」と判断した演出テラダによって、『市ヶ尾の坂』ゲネプロは止まったのでありました。

『市ヶ尾の坂』は、早くから小屋を借りられた事によって、何度も通し稽古をして来ました。が、葡萄の皮入れ容器は、これまでプラスチック製の別の物を使用していたのです。本物を使ったのはこのゲネプロが初めて。故にこのような大事故が起きてしまったのですね…。

後に井上文華に話を聞くと「ゲネで良かった」と言っておりました。本当にその通りです。

演劇業界のお話を、良く色々な方に聞く事があります。それによれば、スケジュールが逼迫しているお芝居は、どうしても通し稽古が出来ず“ぶっつけ本番”になってしまう事もたまにあるのだとか。もし『市ヶ尾の坂』が“ぶっつけ本番”で、小道具も大道具も本番で初使用、とかだったら…。考えただけでとても怖いです。本当に、ゲネプロで良かった。ゲネプロって、大切です。

さて、そんな大事故の教訓を生かして、本番の葡萄の皮入れ容器は、プラスチック製の物を使用しました。本番では無事容器が割れる事もなく、飲み物と葡萄のみが派手に床に散らばりました。『市ヶ尾の坂』の中でも特に迫力のあるシーンでしたが、皆さん覚えていらっしゃるでしょうか。ホント、容器が割れなくて良かったです。あそこで容器が割れてしまったら、なんかもう、色々と、どうしようもなかったような気がします。

さてさて、そんなこんなで、3回に渡ってお送り致しました「『市ヶ尾の坂』ちょこっと裏話」!楽しんで頂けましたでしょうか?まだまだお話ししたい事は沢山あるのですが、私の記事は、一先ずここまでとさせて頂きます。その他稽古中に起きたあんな事やこんな事は、またいつか、どこか別の機会にお伝え出来れば…と思います。

ではでは、ここまでお付き合い頂きまして、ありがとう御座いました!

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